紅蓮のバックには、悪い噂ばかりの組が、存在していた。

俺の実家である極道の組は、紅蓮のバックの組と元から揉めていた


それも原因で、烈火と紅蓮の抗争も、さらにヒートアップする

だが俺の親父は、紅蓮のバックにつく組を、解散まで追い詰めた

その後処理に、俺は向かわされていた


いずれ継がなければいけないと、言われているこの組。俺からしたら紅蓮の組だろうが、親父の組だろうが関係ない

違いがわからなかった


だってしていることは大差なかったから


烈火にはいって自由になった気でいたが、こういう呼び出しで、俺はまだ家に縛られているのだと感じていた


そして紅蓮の組の処理が終わり、帰ろうとした時、気になる扉を見つけた


他の扉と違い、後から付け足したような扉


好奇心が勝ち、その扉に触れて中を見ると、異様な臭いと空気に、吐き気が催した


なんだこれは


扉を開けた瞬間に、生ゴミの腐った臭いが鼻にまとわりつく

そして目線の先には



一人の少年がパソコンをカタカタと触っていた



わけわかんねぇ