うわ…あたし泉と新の電話番号覚えてへん
最悪
「仲間にかけないのか?」
「うっさい!覚えてへんにゃ!」
くそーーあたしの記憶力!
あたしが覚えてる番号はただ一つ
志木…
でもこの携帯に志木の番号の履歴残すのも危ないし…
どないしよ
「なぁ」
「うるさい」
「なぁってば」
「今必死に考えてんの!話しかけんといて」
「……金城さんを止めてくれよ」
は?
思いがけない言葉が聞こえて悠馬の方を振り向く
あたしが椅子で殴り飛ばした部分を押さえて、こちらを見る悠馬の顔は、切ない顔だった
なんて?金城さんを止めてってゆうた?
「あんたそれ、どういう意味で言ってんの?」
少しおかしいなとは思った
なんかこう、あたしに対して敵意がなく、紅蓮に対しての忠誠心も感じられない
「……あんた泉の女なんだろ?なら、金城さんの気持ちもわかるだろ」
「あーーその女ってのは多分勘違い。彼女でもない。仲間なのは確かやけど」
最近よく聞かれる。泉の女って言い方よ!



