片付けた
そう思った時、パンと乾いた音がする


玉は俺たちを狙ったと言うよりも、脅しのような一発

さすがのゴトウも少し固まり、音のする方を見た



「合田兄弟の兄です」


あれか…昔の顔が大して変わってない


「私が相手しますので、坊ちゃんは二階へどうぞ。組長とガールフレンドをお守りください。」


いや、流石におまえ1人じゃ…
後ろからゾロゾロと現れる

こいつら母屋に初めからいなかったな?



「ゴトウさん…あなたが1番厄介です。若は時期組長。ここでどうにかしなきゃいけないんで、ゴトウさん手を引いてもらえますか?」


…時期組長って俺は継ぐなんて言ってない


「ふぅ…さすがに拳銃は…困りましたね」

「殴りにいけよ」

「何ですか?坊ちゃん。死ににいけと?」


お前ならなんか、避けれそうじゃん
すると、黙ってられない事を合田は言う


「弟が、さっき離れに入った。ゴトウさんも、若もいるってことは…


組長のところはガラ空きですね?」


ニヤリと


笑った