新はしっかり頷いた
「泉!杏ちゃん、離れの方だと思う!ずっとそっちの方見ていたから」
さすが勘が鋭いな
わかった。そう言って4人から離れる
白瀬がいたら多分大丈夫。問題は…杏だ!
離れの方へ戻ると目の前に男たちが立ちはだかる
「お!ビンゴ!若から落とせば組長も時期に落ちる」
はぁ
相手は丸腰か?ナイフ持ってても仕方ない
「こい。お前らにかけてる時間は今はないんだ」
さっさと終われせる!!
こいつらは、ヤクザだ
そして、日頃から動いているわけではない。
そんな奴らに毎日喧嘩してきた俺が負けるわけがない
「ぐはぁ!」
ちっ
時間くっちまった
離れに入る。その時、突然後ろから引っ張られる
え、気配なかった
抵抗しようとしたら『坊ちゃん!』
そう耳元で言われた
お前かよ…相変わらず気配消すのがうまいな
「てかなんでお前ここに居るんだよ」
「坊ちゃんのガールフレンドに、坊ちゃんが狙われてるって教えていただいたので」
ガールフレンド?
「え、杏に会ったのか?」
「ええ、とても気の強い女性で、泉坊ちゃんに会わせろと噛み付いてきた女性になら会いましたよ」
……杏だな
って俺が狙われてるって?



