そして今日…

親父にはまだまだ聞かなきゃいけないことがいっぱいある。
だけどそれは、終わってからだ


「坊ちゃん。人数的には不利です。あなたは大事な坊ちゃんなんで、前線には居ないでください。私は組長と坊ちゃんについています」


「いや、お前が前線にいけよ。そしたらこっちの怪我人減るだろ」


「もう私も若くないのです。最近の若い子たちは何をするか分かりませんからね」


クスクス笑うゴトウ
ほんと、、お前が前線いけば、数名はびびって何もしてこないだろうに…

とりあえず、制圧して、合田兄弟を破門するらしいけど…

昨日から合田兄弟の姿を俺は確認できてない



どんな顔だったっけな…


「そういえば!坊ちゃん!」

「なんだよ」


「チームはよろしかったのですが?」


……何を今更


「よろしくねーから、こうやって終わらすためにここに居るんだ。これが終わったら俺はすぐ帰る」
「どんどん大きくなってますね、坊ちゃんのチーム。坊ちゃんが総長になってから、負け無しですね!今年の新入生は…」

「待て、お前ずいぶん詳しいな」

「組長のために調べてましたから」


胡散臭い笑顔
今更俺のこと気にしてたって言われたって、何も実感がわかない