あたしがそう言うと、少しだけ表情がかわるゴトウさん。すぐに元に戻り言った


「ではそちらは、私が相手しましょう。あなたはこの建物の二階へ行きなさい。坊ちゃんはそこに居ます」

すみやかに!そう言われた
この離れにも、暴動を起こしてる人達がすぐ来るらしい。大丈夫かいな


「母屋、酷いことなってたで」

「…わかってます。でもどうしても動けない理由があったのです。とりあえずあなたは…坊ちゃんと合流してください」


あなたが強いと見込んで、1人で送り出します。用心してください!
あと!!!余計なことはしないように!そう釘を刺された。
失礼な人や


そう言ってゴトウさんは、違う出口から外へ向かって走っていった


強い。ゴトウさん。
あたしはきっと手加減されてた。

早く泉のところへ行かな!!顔見な落ち着かへん。

言われた通り階段を上り二階へ行く

二階は1つの部屋の扉しかなかった



「泉!!!」


ドアをあける


しかしそこには誰もいなかった


部屋を見渡しても、ほとんど家具もないだだっ広いこの部屋は、物音1つしなかった