「おい!聞いてんのか!?」

「わわわ!!ごめん!ちょっと考え事してた」

「お前なぁ…このままいくと、お前の侵入するっていう案しかでてないから、そうなるんだぞ?頭使って考えろ」


朔に怒られるが、朔もさっき考えるの面倒だから侵入しようって言ってたやん

どうも行き詰まる


「なーなー。もし杏が東堂組に侵入するってなったら、杏なら侵入できちゃう?」


響はあたしにそう尋ねる
うーーーーん。東堂組に忍び込むとしたら…



「どやろか?両手見せへんかったら射殺されんちゃう?」


考えた末、導き出した答え
うーんと首を傾げて言ってみたが、射殺というパワーワードに4人とも顔を青くした


やっぱやべぇよ!見つかったら!

コソコソと話す


泉に電話も繋がらへんし、既読もつかへん。これじゃあほんまに強行突破しか道はないんやけど


あたしのせいで4人とも侵入は辞めようと言っている

うーんどうしたもんかな

でもなんかあっても困るし。
なんせあまりにも情報が少ない。

志木に調べてもらってもいいけど、今はあの謎の男のことを調べて欲しい