「いつから気づいてたんだい?」



「んー、とですね。


初めてあった日に、
走り方おかしーなーって思ってて


レオのアドバイザーになった後に
風見地自動車の全試合見て、確信しました。」



「はは、トレーナーで気づかなかったのになー」



「やっぱり、黙ってたんですね」



「いや、スポーツしたら痛むぐらいなんだ。


ラガーマンにそんなものは付き物だろ?」



「そうですけど!
1度、見てもらったらどうですか?」



「気が向いたらね。


それでね、嬢ちゃん」



「分かってます。
言わなければいいんでしょ」



「話が早くて助かる」



「レオは知ってますけど」



「なに!!あいつにも口止めしなくちゃ!」



「口止め料は今日の晩御飯で」



「はぁ、じゃあ今日は俺も行くか」



「はい!行きましょう!」



更衣室の近くに行くと
勝谷さんとレオが待っていた。



「お、霧島も行くか?」



「はい、たかられました。」