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「さぁ、ティータイムのお時間ですよ」
悠生がいつものようにティーカートにお菓子と飲み物を乗せて私の部屋へとやってきた。
もう手慣れたもので、素早くテーブルにセッティングしていく。
「あっ、そうだ」
「ん?どうした?」
テストのお礼、悠生に伝えるの忘れてた。
「悠生のおかげでテスト何とかなったよ!ありがとう」
「そっか、よかったじゃん」
せっかく私がお礼伝えたのに……なんか素っ気なさすぎじゃない?
悠生は余裕そうで、きっと今回も学年トップなんだろうなと表情から伝わってくる。
ムカつくけれど、私が悠生を越えられる日はかなり遠い話かもしれない。
それよりも───
「んー、いい匂い」
今日のデザートは甘い匂い漂うパンプキンタルト。
私の好きなケーキのひとつ。
そして、ティーポットに入った紅茶。
「今日のケーキは珍しいね」
「今日は何の日?」
今日……?
何か特別な日だったっけ?
カレンダーを確認したいけれど、あいにくこの部屋にはカレンダーがない。



