一途な執事と甘いティータイム




ほら、こうやって。



一緒にいたら私たち、喧嘩しかしないんだから。




「まあまあ、みんなでご飯食べた方が楽しいし!ね、菓乃も落ち着いて?」




その度にこうして美菜子が私たちの仲裁役をしてくれる。




「そういえば菓乃、本当に赤点なくて良かったね!今回のテスト50点以下は追試だったし……」



「うん、テストに気がつくのが1週間前って……間に合わないかと思ったよ」




本当にギリギリセーフ。



悠生のように授業を受ければ全て頭に入るような天才じゃないから、今の成績を保つにはしっかり対策をしていかないといけない。



いつも通りの点数をとることが出来たのは悠生のおかげ。



あれから毎日のように私に勉強を教えてくれた。



しかも直前の勉強になってしまった私のために、要点だけ絞ってくれた。



それがなかったら、今頃追試に頭を抱えていただろう。




「有嶋先輩のおかげだね」



「うん、本当に助かったよ」




悠生にお礼を言わないと。