一途な執事と甘いティータイム




「もたもたしてると有嶋先輩取られちゃうよ?」



「そうだね…って、別に私は!」



「あはは、菓乃ったら意識しすぎだよ。本当はもう好きなんじゃないの?」



「いや、そんなこと……」



お兄ちゃんだったから意識しちゃってるだけで……



好きでは無い、はず。



それなのに……なんでモヤモヤしてるの?



「それで、なんて言われたの?」



「えっと…実は有嶋と私、小さい時に会っててね、本当に最近まで知らなかったんだけど優しくしてくれたお兄ちゃんが有嶋で、その時に一目惚れしたんだって」



「一目惚れ!私もそんなこと言われてみたいわ」



いいなぁ、と羨ましがる美菜子。



一目惚れされるってそんなに理想的なことなのかな?



言われて嫌な気はしなかったけど。



むしろ少し嬉しかった気もする。