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学校祭ももう目前。
どのクラスも準備は最終段階に入っている。
「んー、終わったーっ!」
美菜子は最後の衣装のレースをつけ終えて、満足気にその衣装を見て笑顔を浮かべていた。
「美菜子お疲れ様」
一足先に作業を終えていた私は、ミシンを片付けながら美菜子に拍手を送った。
「ありがと、菓乃!……廊下騒がしいね」
そういえばそうだと廊下に目をやると人だかりができていた。
外を確認してみるとそこにはやっぱり大河は居ない。
きっと大道具も作業を終えて戻ってきたんだ。
「はぁ……」
大河のその人気に今日も大きなため息が出た。
「相変わらずだねぇ」
「本当にね」
また出そうになるため息をぐっと堪える。
「あっ、男子たちちょうどいいところに返ってきた!」
「なになに?」
まだ廊下にいる男子たちに衣装係のリーダーの子が声をかけて教室に集める。
「衣装完成したからみんなに着てみてほしいの。合わないところとかあったら微調整もしたいし…」



