一途な執事と甘いティータイム


「アイツに俺のことを聞いたとか?」



黙り込む私に、有嶋は確信をついてきた。



どこまで私のことを見透かしているのか。



それとも本当に私がわかりやすすぎるの?



これはモヤモヤしていた有嶋と大河の関係を確かめるチャンスだ。



大河の言ったことが合っているのかどうなのか。



前ははぐらかされたけど、今なら本当のことを答えてくれると思う。



「有嶋と大河の関係って……」



「アイツがバラしちゃったなら仕方ない。大河 大夢は俺の弟だ」



大河の言っていたことは合っていた。



じゃ、じゃあ大河の言ってた有嶋が大河グループから逃げてきたっていうのは……?



有嶋が逃げるなんてことをするようには見えないけれど。



「その…大河は有嶋が家から逃げてウチに潜り込んでるんだって……」



「アイツのことだからいろいろ言ってるんだろうけど、だいたいそんな感じだよ。俺は大河グループを捨ててここに来た。

見かねた菓乃のお父さんが俺を執事として拾ってくれたんだ」