…とはいえこんな変人でも完璧人間と呼ばれるだけあって私が片付け終わる頃には余裕そうにドア付近に立っていた。 「鍵はユートに任せて2人で帰ろうか。」 にこにことさも当たり前かのように左手を私に差し出すレオ先パイ。 「意味がわかりません。」 鍵をひったくるように取ってかちゃんっと鍵をしめる。 ユート先パイにレオ先パイを連れて先に帰ってもらうようお願いして、職員室に生徒会室の鍵を返した。