「兎羽。少し休憩しよ?」
「…まだ全然平気ですよ?」
「でもユートは2回以上休憩取ってるよ。
そんなにずっと書いてたら手も痛くなるでしょ?」
「え、そんなに書いてないですよ…?」
「いや、俺以上に書いてるからな?
隣で黙々とやられてる中で休憩すんの、
胸が痛かったわ。」
「え?」
なんか先パイ達が執拗に私が働きすぎだって感じのことを言ってくる。
でもそんなに書いてないと思うんだけどな。
書道教室ではもっと書いてるし…。
「兎羽、紅茶飲める?」
「え、あ、はい。」
「何がいい?俺が淹れてあげる。」
「うっわー…。
トワにだけ贔屓だろそれ。」
「何がいい?」
ユート先パイがジト目でレオ先パイのことを見てるけどいいのだろうか。
「何があるんですか…?」
「んー、だいたいなんでもあるよ?」
「レモンティーもありますか…?」
「んーっと…、あった。
待っててね。」
あるんだ。
てゆーかなんで生徒会室のロッカーから給湯器が出てくるんだ。
普通じゃない…よね?