「兎羽、どう?おいしい?」


「…はい。」


「よかった。

 兎羽の為にたくさん調べたかいがあったよ。」


髪をなでながら微笑むレオ先パイ。



…誰かこの人のことを止めてください。


祈ったところで何も起きないけどさ。




「レオ先パイ。

 勉強始めるので触らないでください。」


「さっきはよかったのに?」


「とにかく触らないでください。」


しっかりと釘を刺してから再びテキストを開いたのだった。