完璧人間サマは私に夢中。


向かった先は…トイレ。


「…なんでトイレについてこなきゃいけないの。」


「ふっふっふー。

 凛ちゃんは気づいてしまったのだー!」
 


「はぁ?」


「とわが頼んだら勉強会開いてくれそうじゃない!?

 てか絶対開く!」
 

「…は?」


「レオに頼んでよ〜!」


「勉強会って…。

 私学年違うんだけど。」


「お願い!

 凛の飲み込みの悪さ知ってるでしょ!」


「あーー。」


凛ちゃんは勉強時間と結果が比例しないタイプだ。



1つ理解できないとこがあると、延々とそれについて考えてしまって先に進めないらしい。


「言ってみるだけだからね。

 懇願はしないから。」


「ありがとー!」