「悪い、遅れた。」


ユート先パイが急いで私の隣に座る。



「揃ったな。じゃあ始めようか。」


レオ先パイの言葉で言い合っていた凛ちゃんとマサ先パイが静かになる。



「今日集まってもらったのは

 前期生徒会役員の仕事内容を伝える為。

 …マサ。」


「ほいよー。これ1人1枚ねー。」


配られた紙には箇条書きでいろいろ書いてある。



「役職限定の仕事も全て書いておいた。

 そのプリントを中心に話を進める。

 まず前期生徒会で1番大きな仕事が

 文化祭を成功させる事。」


プリントを見ながら淡々と言葉を紡ぐレオ先パイ。



無表情かつ有無を言わせない口調は少し怖いくらいだ。



「文化祭の担当は生徒会企画担当、掲示監督、

 校内装飾担当、有志企画担当、

 作品展担当に分かれてもらう。

 そして………。」


どんどん話される内容を頭で処理して理解していく。