「ちなみにトワちゃんはどー思ってんの?」


「えっ!?うーん…。

 見た目はかっこいいけど、変な人…?」


「ぶっ!あはははっ!

 レオが変な人とか!」


あれ?大爆笑されちゃった。



だって変じゃん!


会って間もないのに髪触るし頭撫でるし"俺のものになって"だし!





「兎羽、俺のものになって。

 好きだよ。」


優しく優しく響く言葉。


私の後頭部を撫でながら暖かい眼差しを向けてくる。



「本気で言ってますか…?」


恐る恐る聞いてみると、完璧人間と呼ばれる彼は、誰もが心惹かれるような生き生きとした表情でこう言った。



「俺は冗談とか言うタイプじゃないよ。

 兎羽を笑顔にさせる為なら言ってもいいけどね。」



この言葉にマサ先パイと凛ちゃんが騒いだのは言うまでもない。