「中、見えてるわよ。」


「えっ?」


わわっと慌ててスカートを抑える。


そんなに短いスカートじゃないのに…。



「くすっ。冗談よ。」


「えぇ…。」



「貴女、同じクラスなのよね。」


ひょいっと私と同様にステージに上がるカレンちゃん。


「4組です。」


「なんで敬語?

 クラスメイトでしょう?」


くすくすと笑っている。



いや、なんかあなたの態度が高圧的だから…とは言えず、あははと空笑いを返す。



「アタシ、あんまり友達とかできないの。

 だから貴女が友達になって?」


「あ、うん…。」



「トワ、よろしく。

 アタシはカレンでいいわよ。」


「うん、よろしくね、カレンちゃん。」


初めての友達ができました。



すごく上からなのが気になるけど、クラスに話せる人がいないのはキツかったからありがたい。