「えぇぇぇっ!すご!
あんなにレオのこと狙ってる人いるのに!
何したのあんた。」
「何にもしてないもん…。
それこそ凛ちゃんといる時以外会ってもないし。」
「なんて言われたの!
かわいいだけ?」
「俺のものになって…だったかな。」
「きゃ〜!やば!告白じゃん!」
「そうかな…?」
見るからに興奮してる凛ちゃん。
でも会って間もない人に俺のものになってって言われたら冗談にしか思えないよ。
「なんて返したの!」
「ごめんなさいって叫んで逃げた…。」
あの後私レオ先パイの手を振り払って、空になったお弁当を包む余裕もなく抱えて飛び出したんだよね…。
意味わかんなかったし。
これは不可抗力。
私悪くない。



