伊吹さんのせいで、いや、おかげで、多くの生徒に俺の兎羽への気持ちがバレた。 みんなにバレたら兎羽が過ごしづらくなると思って我慢していたけど、兎羽の気持ちもわかった今、隠す必要は感じられなかった。 他人の感情を読み取ることに長けている自分に、心底感謝した。 あまり感情を表に出さない兎羽の気持ちも、しっかりと読み取ることができる。 兎羽が俺のことを好いてくれている。 その事実が兎羽の綺麗な瞳から溢れ出ているように見えた。