今レオ先パイはどんな表情をしているんだろう。
どんなことを思っているんだろう。
長い長い沈黙は、レオ先パイによって破られた。
「俺とは付き合えないって、
本気で言ってるの…?」
完璧人間サマが言っているとは思えないほど、震えた弱々しい声。
「私じゃ、レオ先パイにふさわしくありません。」
「兎羽が…、
兎羽がふさわしくないなら、
俺は誰とも恋人になれないよ…?」
兎羽しかいらないんだ…。
ぎりぎり聞き取れる程の声量。
レオ先パイのショックが現れてるようで、胸が痛む。
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