「じゃ、邪魔者はこれで退散しますね。
兎羽ぴょん、またね〜!」
「あ、うん!」
ちょうど食べ終わった舜くんが席を立った。
「兎羽。」
「はい。」
「兎羽は後期も生徒会決定だから。
俺の権限で強制ね。」
「え゛。」
人が足りないから、前期だけだからと思ってやっていたのに…。
「大丈夫。ユートも残るだろうから、
兎羽自身の環境はほぼ変わらないよ。」
「わかり、ました…。」
「これで後期も一緒にいられる。嬉しいな。」
にこにこにこにこ。
美しい笑みを惜しみなく見せるレオ先パイ。
それを見ていたら、まぁいいかという気になってしまった。



