「生徒会長先輩が兎羽ぴょんのこと好きって
本当だったんですね〜。」
「俺は兎羽しか見えないからね。
昨日君と兎羽が2人で写真を撮ったのを知って
すごく嫉妬したよ。」
「いやぁ、知らなかったんですから
勘弁してくださいって。」
「ところで大矢くん。
後期から生徒会に入る気はない?」
え?
レオ先パイ直々に生徒会勧誘…?
まさかこんな所でそんなことをするとは思ってなかったから驚いた。
それと同時に少ししゅんとしてしまう。
生徒会勧誘は、私だけじゃないのか…。
特別だとうぬぼれていたみたい。
「あー、僕クラス委員長やってるんですよ。
今の感じだと後期もやらなきゃいけないっぽくて。」
「クラス委員長より生徒会の方が
上だから問題はないよ。
君の能力はそれなりに理解しているつもりだ。
是非生徒会で発揮してほしい。」
「うわー、そんなに真っ直ぐ褒められると
お世辞でも嬉しいですね。
考えておきます。」
「あぁ。前向きに頼む。」



