生徒会室にはマサ先パイとリヒト先パイ、何故かぐったりしている凛ちゃんがいた。
「なんで凛ちゃん疲れてるの?」
文化祭という一大イベントで、凛ちゃんが元気じゃないなんて驚き。
「とわのせいだこのやろー…。」
覇気のない声で言ってくる凛ちゃん。
私のせい?なんで?
「みんなからめちゃくちゃ質問攻めにされた…。
直接聞いてくる人もLINKで聞いてくる人も多すぎ…。」
「ごめん凛ちゃん。なんの話?」
「あんたが!レオに!
抱きつかれても平然としてる上に!
レオが!
とわのこと大好きだとか言うから!
凛が!質問攻めされたの!!」
急に飛び起きて私を指差してきた。
つまり、凛ちゃんは私というよりレオ先パイのせいで疲れるハメになったと。
「私に言われても…。
レオ先パイに言ってよ。」
「とっくに言ったよ!
全然聞いてくれなかった!!」
「は、はぁ。」
レオ先パイがいつも使っている奥の長机に校内装飾のチェックシートを置いてから、自分の席に戻る。
凛ちゃんはまだ何か言ってるけど、マサ先パイが返事してくれてるし、放置でいっか。