「何を話せば伝わるのかな…。
初めて人に話すことだから、
わかりづらかったらごめんね。」
「初めてって、
マサ先パイ達も知らないんですか?」
「うん。
知ってるのは…、そうだな。
この前一緒に行ったカフェの人達くらいかな。」
マサ先パイ達でも知らない秘密。
カフェの店員さん達と親し気だったのは、秘密を知られていたからなのだろうか。
「兎羽はさ、
俺が人の心を読めるように見えたことない?」
「…あります。」
何度か思ったことがある。
さっきだってそう。
でも、そんな人はいないと思ってたし、違うと思ってた。
…でも、今こんな風に聞いてくるってことは、
レオ先パイは…、心が、読める…?



