「…わ。とわー!」


「わっ!びっくりした。」


どれくらい経ったのかわからないけど、凛ちゃんが耳元で名前を叫んでるのを認識してハッとする。



「も〜、めっちゃ呼んだよ?

 凛もレオも!」


「ごめんなさい…。」


名前呼ばれまくってたのに気づかないなんて恥ずかしい…。



「主に兎羽とカレンに連絡。

 前日は俺の家で最終確認とかするから、

 そのつもりで。」


「とわママには凛が言っておくから安心してね!」


レオ先パイのおうちかぁ。



勉強会という名目でお邪魔した時を思い出す。


すっごく綺麗で広かったなぁ。



「カレンはアレルギーとか

 苦手な食べ物あったら書いておいて。」


「了解。」



「兎羽の好き嫌いはわかってるから安心していいからね。」


「なんで知ってるんですか…。」


にこにこと微笑むレオ先パイに呆れる。




「じゃあ今日は解散。

 早めに帰宅するように。」


「「はーい。」」


私も帰るために片付けを始めた。