「お待たせしました〜。

 Wチョコココアとクリームソーダです!」


入店時に席案内をしてくれたかわいい店員さんが飲み物を運んできてくれる。



「お皿、下げちゃいますね!」


かわいい人は何してもかわいいなぁ。


そもそもこのカフェのかわいすぎる制服が似合うのがすごい。



グレーに近い優しい黒色の腕の部分が透ける素材になってるブラウス。


ワインレッドの落ち着いた長めのフレアスカート。



私が着たら悲しいことになること間違いなし。



「こんばんはー。フウ入りまーす。」


目立たないドアから店員さんが出てきた。


類は友を呼ぶ、とでも言えばいいのだろうか。


美しいレオ先パイおすすめのカフェにはイケメンとかわいい人しかいない。




「あれ?真木玲旺…?」


「フウくん!呼び捨てダメ!」


「あ、すんません。」


「僕の方が年下なので構いませんよ。

 今日はお二人一緒なんですね。」


自然な茶色の髪のイケメンとかわいい店員さん、そしてレオ先パイが会話を始める。




「美冬、それオレが下げるわ。」


「いいの?じゃあお願いするね。」


「はいよー。」


かわいい店員さんが下げようとしていた空いたお皿をイケメン店員さんが回収する。



「いい彼氏さんですね。」


「はい。最高の彼氏です。」


照れ笑いするかわいい店員さんの破壊力がすごい。



というか、お二人は付き合ってらっしゃるんですね。


すごくお似合いだ。