「兎羽、自分でシャワーかけれる?」


「あ、はい。」


「寒くなってもかけ続けてね。

 替えの服持ってくる。

 1人で平気?」


「大丈夫です。」



「急いで持ってくる。」


私の頭を軽く撫でたあと、レオ先パイはシャワー室から出て行った。




レオ先パイ、本当に私のこと大切に思ってくれてるんだなぁ。


何をしてても余裕そうなのに、さっきは全く余裕がなかった。



普段のレオ先パイなら、何も言わずにシャワー室に引っ張ってくる、なんて雑な対応を好んでするはずがないし。