そしてまたお嬢様のベッドへ近づく。 息を肺いっぱいに吸い込むと。 「フローラ!!いい加減にしろ!」 僕は勢いよく布団を引っ剥がした。 柔らかそうな白い寝巻きがあらわになる。 「ごめんなさいごめんなさいって。」 彼女は早口にそう言って、そそくさと起き上がった。