「そうか・・・。俺の伝え方が悪かったんだな・・・。

 俺は・・瑠璃の事が初めてあった時から好きになっていた。

 だから、一度離れたのに瑠璃に会いに戻ったし、生きて欲しくて

 血を与えた。

 血を与えれば瑠璃が妖狐になると知っていたが、同じ妖狐になれば

 俺から離れられなくなると思ったんだ。

 だから、瑠璃を護るのも大事なのも、責任感からではなくて、瑠璃の

 ことが好き・・・いや、愛してるからだ。」

「え、う、嘘・・。本当に・・・。」

「本当だ。瑠璃、愛してる。」

「私も、私も愛してる。」

嗚咽を漏らしながら、翡翠に抱き着いた。

翡翠も私をしっかりと抱きしめた。