2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~

いろいろあったけど、今は、自分が自分らしく生きれてる。


樹とアンナと…


周りにいてくれる全ての人に感謝しながら。


その時、スマホが鳴った。


『どうしたの?樹』


『柚葉…今夜は…お前を抱きたい。俺の側にいてくれ。ずっとずっと…』


恥ずかしいよ、本当に…いつまで立っても、強引でドキドキさせる人なんだから…


でも…


『うん、私も…樹とずっと一緒にいたい。でも、樹、私がおばあちゃんになっても…一緒にいてくれる?』


『…いいのか?お前がおばあちゃんになる時には、俺もおじいちゃんなんだぞ。それでも、俺は…柚葉を抱きたい』


『…もう…おばあちゃんになったら、無理だよ…』


『無理じゃない。俺には、お前しかいない。死ぬまで…最後の時まで…柚葉1人だけ。お前だけを…愛してる』


どうしたのかな…


何か、涙出て来た。


『私も、樹だけ、愛してる』


『ありがとう、じゃあ、今夜』