また、薄く、儚そうで可愛い竜胆は
・愛らしい
という意味をもつピンク色のものもあります。

作中、彼は可愛い、すきと何度か述べていますが、ピンクの竜胆は入れなかった理由としては、薄い、儚いことを可愛らしいと言われている竜胆と、日々細く、薄くなっていく身体と、触れたら壊れそうな儚さをもっている彼女を重ねて
・愛らしい
と述べることができなかったのではないでしょうか。



私は、創作の上では夏がすきです(実際は暑すぎて溶けそうなので苦手ですが/笑)。

夏の余韻を思い浮かべ、切なさをふと感じ……えがいてみたいと思っていた、想いの交錯する切ない話を書いてみました。

あとは花言葉がすきだからです。

すきをもとに話が書けることが楽しく、同時に物語の2人の幸せを祈っています。

きっと、私の決めた幸せよりも、物語のそとで2人が自由に紡ぐ幸せの方が、幸せのかたちが明確なんじゃないかな。そう思い、願っています。



最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。