手が自然と茉莉の両肩をつかんだ。
口が勝手に開く。
「さっきホントにゴメン!もうあんなことしなから……っ別れるとか言わないでくれ」
コワくなって茉莉を抱きしめた。
離したくない。
茉莉はしばらく俺の背中に手を回さず、何も言わないでにつっ立ったってた。
この状態が何分か続いた。
……!
さっきまでなかった俺の背中になかった温もりを感じた。
茉莉が背中の服を掴んだんだ。
なぁ、嫌われてないって思ってもいい?
愛されてるから抱きしめてくれてる、って思ってもいい?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…