茉莉が見つけてくれてよかった。


両親に愛されてた、って気づけたから。


もう1度、叔父が書いた手紙を読み返す。



ピンポーン


手紙を半分くらいまで読んだ所でインターホンが鳴った。


窓から外をみると、外はもう真っ暗になっている。


こんな暗いのに誰だ?



急いで玄関まで行って


ガチャ……


ドアを開けると


「茉莉……」



茉莉が立っていた。