フウっと小さい溜め息をついてメールを開いた。


…………!


《今日は勝手に1人で学校行ってゴメン。光輝、学校来なかったね。明日は絶対に来てね?話したいことがあるの》


茉莉からのメールだった。


ドクン……


鈍い振動が体の中に響き渡る。


話したいこと、って何?


もしかして別れ話?


つーか、もしかしてじゃないか。


絶対だよな、あんなことされたら別れたくなるよな……。


でも、やだ。


嫌われたかもしれないけど絶対に別れたくない。





さっき女を抱いて気づいたんだ。



お互い気持ちが重なった時のセックスしか心は満たされない。


そして、その時の茉莉の声じゃないと満たされないんだ。