「なぁ、今ヤりたくない?」


「え!?いつも、他に抱きたい女がいる、って言ってしてくれなかったのに」


“いつも”ならね。


「もう、嫌われた」


俺は茉莉に嫌われた。


だから、もう自分を満たすことにした。


女は口が裂けるかと思うくらい横に広げて大きい声をだす。


「あたし、したい!あっ!早く部屋行こうよ!」


そして俺の腕に腕を絡めて引っ張る。


俺はバランスを崩さないように、引っ張られるままに女について行った。






連れてこられたのは真っピンクの部屋。


やっぱラブホみてぇな部屋。


ってまぁ、別にいいけど。


女の肩を抱いて、昨日の夜一緒に2人で寝たベッドに連れていき、女を押し倒した。