「……」
何も言わずに立ち尽くしていると茉莉が手紙と箱にむけてた視線を俺にむけた。
視線に気づいて茉莉の方を見ると彼女と目があった。
瞬間、茉莉はベッドから立ち上がり、俺に近づいてくる。
「茉莉?」
ギュウ……と音が聞こえた、というか感覚?
茉莉が俺の腰に手をまわして抱きしめてきた。
細い茉莉の腕からは想像ができない力で強く締め付けて顔を俺の胸に押し付ける。
何?何?意味わかんねぇんだけど。
というか
「俺の服ぬれてきてるんだけど……」
なんでそんなに泣いてる?
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