死りとりゲーム



翌日、授業はすべて無くなった。


警察の事情聴取と、カウンセリングが行われる。


本当は行きたくなかったけど__だって、あの教室には行きたくない。


嫌でも、明香が血を噴き出して死ぬ姿を思い出すからだ。


それでも朝早くに登校したのには、わけがある。


なんとかゲームから脱出できる方法を探していた私の元に、響子からメッセージが届いた。


『死りとりゲームの退会方法、見つけたの!』


みんなに知らせて、朝に落ち合うことになった。


「本当に分かったの?」


学校近くの公園に私たちは集まり、自信満々な様子の響子に尋ねる。


「うん、任せて」と、響子は笑顔だ。


とてもじゃないけど、笑うことなんてできなかった。


明香が死んで、自分だっていつ死ぬか分からない。


ゲームをクリアできなければ、鎌で殺される。


そんな状況なのに、響子が笑っているのは『退会』できるからだ。


少しだけ、私の気持ちも軽くなる。


「今すぐは無理だけど、確実に退会できる」


そう言って響子は、スマホでアプリを開いた。


どこを探しても、退会の項目なんてなかったけど?


「ほら、ここ見て」


響子が私たちに見せた画面には【ポイント交換】の欄がうつっていた。


ポイント交換?