死りとりゲーム



「詳しいことは分からない。でもこれは呪いのゲームなんだ。誰か1人が勝ち残り、残りのやつらは全員死ぬっていう、殺し合いのゲームさ」


「そんな馬鹿な!」と口にしそうになったけど、実際、6人で始めたゲームはもう3人しか残っていない。


それだけじゃなく、死り神もたくさん死んだ。


「死りとりは1人じゃできないだろ?つまり、勝ち残ることができれば、ゲームは終わるってわけさ」


得意げに言うけど、それは勝者以外は全員が死ぬということ。


自分以外の仲間を、この手で殺すということだ。


「そんなこと、させない」


歯を食いしばった新田くんが凄むと、私のお腹にカッターが食い込む。


「まだ5分ある。その間に田辺を殺せば、僕はクリアできるけど?」


「そんなことしたら、俺がお前を殺してやる」


「そうなるだろうね。恋人を刺し殺すくらいだから」


「お前っ!」


机を蹴飛ばして向かってくる新田くんと、カッターをお腹から首筋に移動させた賢太。


首にちくりと痛みが走った。


「やめろ!」


ピタリと止まった新田くんは、勢いあまって前のめりに倒れる。


その肩を、賢太は思い切り蹴り上げた。


「がぁああああー!」


鎌で斬られた傷を抑えながら、新田くんが床をのたうちまわる。


完全な、デスゲームだ。