死りとりゲーム



最初の死り神は、竜ヶ崎先生だった。


先生はアプリに登録もしていないのに、なぜか死り神に選ばれたんだ。


そして次は響子。


退会したにもかかわらず、選ばれてしまった。


次にクラス委員の小出刀賀は、ゲームとはなんの関係もないのに__首を斬り落とされて。


3人に共通しているのは、同じクラスだということ。


先生も、私たちクラスの担任だ。


まず、どうして先生が最初に死り神に選ばれたのか?


なにか特別な理由があるのかと、深く考え込んでいたけど__。


『しりとりくらい、誰でもできるじゃない』


めぐみの言葉が、きっかけだった。


そう、誰でもできる。


そこに、特別な理由はない。


さらに『名前とかでもいいんでしょ?』と言った。


『名前』というワードが、頭に引っかかっていたんだ。


死りとりゲームの1回目は【り】で始まった。


もし、最初の死り神も【り】で始まるとしたら?


つまり【り】から始まる名前の持ち主。範囲はクラス内に限られる。


クラスメイトには1人も居ない。だから先生になった。


先生の名前は【竜ヶ崎進(すすむ)】だ。先生が死に、次は【む】から始まる苗字が選ばれる。


響子の苗字は【村井】で、次は【こ】から始まる【小出刀賀】が選ばれた。


そして【が】から始まる名前の持ち主は【我聞めぐみ】しかいない。


今、私を殺そうとしている死り神は__めぐみなんだ。