死りとりゲーム



目指すは【ゲーム部】だ。


以前はここにあった、【る】から始まる『ルービックキューブ』が。


引き出しの中を探してみたけど、見当たらない。


賢太がどこかに持っていったままなんだ。


「なんだよ?教えたら僕も失格になるじゃないか」


ということは、どこかにはあるんだ。


それはこの部屋の中だとは考えにくい。


賢太が持ち歩いているのか、どこか別のところに隠したのか__?


袋叩きにして聞き出したいけど、ルール違反になる。


「田辺、あと3分だ」


「えっ⁉︎」


「どうするか決めるんだ」


真剣な眼差しで、新田くんが言った。


『早く見つけろ』ではなく『どうするか決めろ』と。


残り時間は3分を切った。


だめだ、間に合わない!


そう判断した私は1階の【技術室】に向かって駆け出す。


見つからないなら、戦うしかない。


そのためには、武器が多くて動きやすい広さの技術室に行くしかないんだ。


中に飛び込み、金づちを手にしたときには『残り1分です』とアナウンスが響き渡る。


新田くんはバールを手にして、私に身を伏せるように指示した。


死りとりが失敗したなら、死り神と戦うしかない。


たとえ、知っている誰かを殺すことになったとしても__。


『タイムオーバーです』


そして、明かりが消えた。