「賢太には用心したほうがいい」
これには、私も同感だ。
どんどん、いじめられっ子の面影をなくしている。
響子を殺すのにも、まったく迷いがなかった。見て見ぬフリをしていた私たちに対する復讐なのか、気をつけないと。
「とにかく情報が少なすぎるな」
新田くんが苦く吐き捨てた。
でもその『情報』を手に入れるのに、あとどれだけの犠牲者を出せばいいの?
結局、なにも分からないまま私たちは別れた。
最後まで私のことを心配してくれていたけど、あまり負担にはなりたくない。
少しでも、なにかゲームの糸口が見つからないか__。
そもそも、どうして竜ヶ崎先生が死り神になったの?
もちろん先生はゲームに参加していない。
そして、次が響子だ。
死り神は、近い人間__同じクラスの中から選ばれる?
とすると、次もクラスメイトの可能性がある。
できれば、殺したくない。
私たちが始めてしまったゲームで、これ以上、無関係の犠牲者を出すのは食い止めたいところだ。
それには、ゲームをクリアするしかないけど__。
問題は賢太だ。
賢太が協力しない限り、クリアは難しい。
一体、どうすれば?
なにも答えが見つからないまま、次のゲームが始まった。



