アイスを食べ終わり、じゃあ、と解散したあと、真昼がアパートまでの近道である、書店とビニールハウスの間の狭い道を急いで戻ろうとしていると、
「真昼さん」
と声がした。
振り向くと、龍平が立っていた。
「真昼さん、千紘先生が好きなの?」
何故、今、真正面から、そんなことを訊いてきますか、と思いながらも、真昼が赤くなり、
「え。
いや、まあ、その……、旦那様ですから」
と赤くなって言うと、龍平は、ふうん、と言って居なくなる。
いや、なんなのですか、君は……と思いながら、真昼はショッピングセンターの方に戻っていく龍平を見送った。



