千紘さんのありがた~いお話

 真昼はエプロンから、小さな花柄の封筒を出してきた。

「この封筒、100均の折り紙で作ったんですよー」
と自慢げだ。

「はいっ、千紘さんっ。
 お弁当代ですっ」

 真昼は、そう可愛く笑って差し出してくるが。

 いや、弁当を作れ……、と千紘は思っていた。