千紘さんのありがた~いお話





 誰と祈願ですかーっ。

と昨日の続きに思いながら、真昼は目を覚ました。

 もしや、一晩中、心の中でそう絶叫していたのだろうか、と思い、我ながら、ゾッとする。

 千紘はもう起きて着替えていた。

 ソファに腰掛け、朝の情報番組を見ながら、
夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)にでも行くか」
と言ってくる。

 予知夢だったか……。

 と一瞬、思ってしまったが、いや、実際に千紘が呟いていたのを聞いただけだった。