千紘さんのありがた~いお話

 




 なんだったのでしょうね。

 昨日のあのセリフは、と思いながら、翌朝、真昼はカウンターでゴミの分別表を見ていた。

「行ってくるが。
 今日のゴミはこれだけか?」
と燃えるゴミ袋を手に、千紘が言う。

「はい、たぶん」
と言った真昼は、あっ、と声を上げた。

「ゲームソフトってありますよっ。
 ゲーム捨てるなんてもったいない」
と言いながら、ページをめくると、首輪、とあった。

「首輪なんて、誰が捨てるんでしょうね……」

「……人間のじゃないと思うぞ」