千紘さんのありがた~いお話

 いや、違うか、と呑気に龍平と話している真昼を見ながら、千紘は思った。

 俺が真昼に愛されている自信がないから、ちょっとのことで疑ってしまうだけなんだ。

 ……っていうか、なんで、お前らが一緒に座って、俺が向かいに座ってるんだ?

 姉弟か、お雛様のように、二人は可愛くちょこんと並んで話している。

 まあ、真昼は弟を見守るような気持ちで門馬と接してるんだろうが。

 こいつはお前のことを面倒見てくれてる年の離れたお姉さんとは思ってないと思うぞ、と真昼が落としたドーナツを文句を言いながらも、拾ってやっている龍平を見る。