「……悪い結果じゃなかったろう、占い」
そう言った千紘は、不安に思いながら、真昼の顔を見る。
『そのまま、進んで間違いない』
この結婚の背中を押してもらえるありがたい言葉だ。
よく言った占い師! と思っていた。
「彼女と似てるね、手相」
と笑われたのが、ちょっと気になるが……。
可愛い新妻ではあるが、真昼と似てると言われるのは、少々心外だ。
俺はこんな落ち着きのない考えなしな人間だったろうか、と思ったとき、真昼が口を開いた。
「さっきの占い。
ちょっと考えちゃって」
千紘は、ごくりと唾を飲む。
俺との結婚が間違いではないと言われたことが気に入らないのか、と思っていると、
「偽装結婚は間違いではないと言われて」
と真昼は言う。
いやいやいやっ!



